2012.10.20 Saturday
(雑談)本好きの子とそうでない子
ご無沙汰しております。
私が中高生のころは、太宰治や芥川龍之介の方が人気があったかもしれません。
今思うと、イケメン風の写真があったから 憧れる子も多かったのかもしれませんね。
雑談でした。
先日、メールを頂きまして、こちらに生存表明しておこうと、思いました。(*^_^*)
ご心配ありがとうございます。
私も家族も元気にしております。
息子も中学三年になりました。
私が本が好きだったし、本を読む楽しみを息子にわかってほしいと思ったし、国語の成績は読書が好きだったらラクラクに上がるしということを身をもって知っていたから わりと一生懸命に息子に本を紹介してきたのですが、結果は・・・。
中三の息子は相変わらず本を読みません。ダメですわ〜。┐(゜〜゜)┌
本は読まないので、他の子に比べて語彙も漢字も苦労している様子です。 ただ、息子の周りはラノベ流行で、それを本と呼ぶのかどうかも微妙なところです。息子が言うには、「ラノベ読むやつは、マンガだと持って歩いてもすぐ読み終わっちゃうかららしいよ。」とのことで、ナルホド。
でも、数年前の息子は中学受験でどうしても読まなければいけない状況だったので、本は嫌いでも、読み取りだけはできるようになりました。しかも!物語が好きではないので、物語に自分の感情を込めることなく読むことができ、出題者の意図通りに読み取りができることも多いようです。
逆に論説文が苦手になってしまいました。息子が言うには、「事実と違う思いこみを、回りくどく上から目線で書いているからハラがたつ。」のだそうです。 中三病です。
物語が好きな子は物語が好きなばかりに、問題文を楽しんで読みすぎて書かれていない部分まで自分で補って失敗するということがあるそうですが、息子の場合は、事実が好きなばかりに、古い情報を(教科書や問題に出てくる論説は、現在は違う説が出ていることもある)聞かされて理解しろと言われることが苦痛だということのようです。
私は、「回りくどく書かれてなければ、国語の問題にならないじゃない」「事実と違っていても、この人はそう思っているんだと思って読めばいいじゃない」などと言うのですが、うまくいかないんですよね。(-_-;) と言う感じで、息子に本の楽しさを教えたいというこのブログの目的はとん挫中。
今朝、朝食をとりながら 芥川龍之介の話を息子が出して、それから派生して 太宰治や夏目漱石の話になりました。息子が言うには、「ふ〜ん。今の小説よりも、昔の小説の方が面白そうだね。」と。本が好きでないので、息子は学校でやるか、塾でやるかした部分しか知りません。 ただ、私の経験からすると、反抗期の頃にこのあたりの本を読み、人間の心理についていろいろと考えることはとても意味があったと思うので、息子もこれを機に何かを読んでみると良いのになあと思います。 今の本のように展開も早くないし、言葉づかいや背景が違うので、面白いと思えるまでに時間がかかるのですけれどね。
「坊ちゃんにしても、学生たちや同僚の教師たちとのやりとりは、今に通じるものがあるかもしれないし、割とおもしろいんじゃないかなあ。 読んだことあるっけ?」と息子に聞くと、「親ゆずりの無鉄砲でからちょっとまではね。」と言うので、「ああ、それじゃね。 10ページくらい過ぎたあたりからは面白いんじゃないかな。」という話をしました。 とはいっても、クラブやら何やらで読書に気持ちが向くことは期待薄ですが、読んでみるとそれはそれで面白いと思うんですけれどね。
坊っちゃん (新潮文庫) | |
夏目 漱石 新潮社 2003-04 売り上げランキング : 7567 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
河童 (集英社文庫) | |
芥川 龍之介 集英社 1992-09-18 売り上げランキング : 258354 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
一方通行で書くより、読んで下さった方の反応があるといいなあと思い始めて、ブログ村に参加してみました。クリックやコメントをいただけると嬉しいです。
にほんブログ村