息子:[★★★★★]
母:[★★★★★]
オススメ: [中学年][高学年]
ページ数【111】
合計冊数【500】
蔵書状況:
とうとう記録が500冊に達しました。ばんざ〜い。うれしいです。目標1000冊は載せたいと思っていましたが、継続は思ったよりも大変ですね。仕事だったらもっと効率よくできそうに思いますが(仕事大好き人間なので(^^))、趣味となると、縛りがない分みっちりとした継続が難しくなるのかとも思いました。 細く長く続けていきたいと思います。
さて、記念する500冊目、ちょっと変わった本をセレクトしてみました。locusのジャンルからは少し外れています。
え?これって子ども用の参考書じゃないの? と思われましたか?その通りです。
たぶん、こちらをご覧下さっている方は私と同じく本が好きな方が多いのではないかと思います。本が好きな人は国語も難なくよい成績がとれることが多く、国語で苦労した覚えがない方も多いのではないかと。 ところが、息子はここに書いているように本があまり好きではありませんでした。ちょっと難しい読み取り問題に向かうと なかなか理解が追い付かないようで、困っていたのです。いろいろと試した中で、親子ともども大変気に入ったのがこのシリーズです。
特に、この「新」がついたシリーズは 男の子と女の子の会話が絶妙で、楽しみながらただ読んで簡単な問題を解いているだけで、国語の入口で迷っていた息子が道筋を見つけてしまうようなすぐれものです。 これを親子二人でよみました。
これに取り上げられている文がまた良いのです。上にリンク画像をのせた「基礎国語力」の「上」では、新見南吉の 「赤いろうそく」と 「てぶくろを買いに」が教材です。ゆっくりゆっくりと 味わいながら読んでいきます。 私は 新見南吉の「赤いろうそく」はある程度本を読むようになってから読んだので さらりと読んで味わうというほどのことではなかった覚えがあるのです。だから知ってはいるものの印象に残る話ではありませんでした。ところが、一行一行息子と一緒にゆっくりと読んで見ると、山の動物たちのユーモラスな姿が絵本の味わいのようにじわじわと楽しく感じられ、ラストに心地よく温かい思いに包まれて余韻を残すようなとても大好きな話になりました。 てぶくろを買いに も同じく子どものころに読んだ覚えがあります。たしかに比較的好きな話ではありましたが、今回読み直してみると子狐のかわいらしさを再発見。
息子の反応はというと、子狐の小さなしぐさ一つひとつに 「かわいっ!」と言ったり きれいな描写について語ったり、私ともどもそれはそれは楽しめたのです。参考書なのに。普通の本よりも。
息子はこれを私と二人でやることを楽しみにしています。たのしくて、名作を味わえ、そうして国語が分かってくるというおまけ付きのお勧めの本です。 参考書・問題集はちょっと違うなと思われた方、すみませんでした。「読み物」として本当に気に入っているのと、ただ単に上の二つの物語を買って読んだだけでは、こんな印象持たなかったろうと思ったので、ここにのせてみました。 次回からは普通の本の紹介に戻ります。
そうそう。このブログの性質上息子の成長とともに本の種類が変わってきています。絵本が少なくなってきたのはそういう理由からですが、時間ができたら、また絵本についても探して載せていこうと思っています。
追記:この1巻はあっという間に終えてしまったので、書き込みもしていないので従弟にでもあげて。活用してもらおうかと考えていたところ、息子からストップがかかりました。 この本は好きだから手元においておきたいのだそうです。 参考書なのにこんなに好きだなんて、はじめてです。それだけ中の物語を読みこんで印象深かった=息子にとっては読み物だった。ということではないかと思いました。
あとから考えてみると、出てくる問題もクイズのようで、私と一緒に読書しながらクイズをしたような感覚なのかもしれません。