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本をあまり読まない小学生だった息子、小学校2年の頃からの母と息子の読書記録

息子:現在高校生です。最近は児童書はよみませんね〜。
母:本は大好き。息子に本の楽しみを伝えたい。でも、息子に伝えるのは難しい。 

*********************************

*ネタバレしないように書いています。
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「きみの友だち」 友達ひとりひとり
息子:途中まで読み聞かせ
母:[★★★★★]
オススメ: [高学年]?[中学生]〜 大人まで
ページ数【316】(ハードカバーのページ数です)
合計冊数【517】
蔵書状況:家

文庫本と、ハードカバー両方があるようです。

きみの友だち (新潮文庫)
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きみの友だち
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まずページを開いて一番最初に感じたことは、「字、小さっつ!」ということ。「息子にはまだムリかな?」と思いました。ところが、1章を読んでみると、主人公は5年生。「あら、5年生なんだ。」と、読み進めました。

 面白かったです。最初のひとつのエピソードを読んでいたら涙でボロボロになってしまって、ちょうどそこに息子が帰ってきて 「ピンポーン」と。「あ、お母さん本を読んで泣いてたから。」ということになってしまいました。 どんな話か知りたいということで「読めば?」と息子に言ったら「読んで」とのこと。

よく、「読んで欲しがるうちは小学校高学年でも読んでやれ」と言われるようですから、息子にも読んでやることにしました。一話目の小学校5年生の女の子の話は神妙に聞いていました。二話目は男の子二人の話でしたが、自分の性格と主人公が違いすぎていてピンと来ない様子でした。学校の子を例にしてはなしてみたところ、思い当たることはあったみたいです。  三話目もこの調子で、、と読んでやっていて困ってしまいました。登場人物が成長して、中学生の話になっているからか、ちょっとあからさまな表現が出てきて、 男の子に読み聞かせている母親としては読めないよ。。と。 場面としては数行のことだし、気になるのはいくつかの単語だけなのですが、ちょっと。。。 子どもを対象に入れて書かれている本だと思うので、内容的にはそう問題がないかと思いますが、もし読み聞かせする場合は、一応全部読んでみてからをお勧めします。
 
 この本にかぎらず、重松さんの本は中学入試に出やすい本なのだそうです。聞くところによると、それにはいろいろな理由があるらしいのですが、文の性質とあとは著作権関係のお話があるらしいです。 ですから、受験を考えている小学校高学年の子供さんに、ポンと渡されるご家庭もあるかとも思います。 ところが、私が中学入試に出た本を読んでみると、問題の難易度の問題か、実際は対象年齢がもう少し上なのでしょう。重松さんの本だけに限らず、書かれている内容でちょっと困ってしまうことも多いです。 もちろん、入試問題に出るのはこの本の中の一部分ですから、上でかいたような部分ではありません。

 私としては、男の子が主人公の章がとても面白かったです。女の子が主人公の章は、どうもネチネチしているし、ませくれてるし、時代と地域が違うからかもしれませんが、「私の中学校・高校時代に、こういうことは話題にはなったことはないけれどなあ。」なんて思いながら読みました。ダレが誰を好きか嫌いかなんていう話はあったし、付き合っているという話はあったけれど、そんなに品のない話はなかったと思います。どちらかというと、話題はこの本の中にある男の子同士の話に限りなく近かったです。確かに女の子同士の友情は、ここで書かれている男の子の友情よりはウエットな感じがしますが、どちらかというと 「友情には男女の差は本当はそんなにないんじゃないか」なんて思ってしまいます。 

 ということで、個人的には、母が息子に読み聞かせできないような表現の部分は、なくても十分良かったんじゃないかとさえおもってしまいました。でも、その部分が現在の中高生のリアリティなんでしょうか。 とりあえず、そのあたりがわかりませんでした。
 (この部分は小学生の男の子を子供に持つ母としての感想です。)

 でも、この本、本当に面白かったです。中高生には手放しでお勧めです。小学校高学年には、、、上のような理由から?付きです。

ハードカバーの文字数は、1ページに900〜1000文字、ふり仮名はほとんどありません。

2009年 成蹊中で出題されたそうです。

読書シリーズ:《入試に出た》 <中学校入試に出た本をまとめて表示 


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