Locus

本をあまり読まない小学生だった息子、小学校2年の頃からの母と息子の読書記録

息子:現在高校生です。最近は児童書はよみませんね〜。
母:本は大好き。息子に本の楽しみを伝えたい。でも、息子に伝えるのは難しい。 

*********************************

*ネタバレしないように書いています。
<ネタバレバージョンはカレンダー下(サイドバー)にリンクした茶色の目に>

*年齢別・テーマ別・★別はカレンダーの下側に表示用リンクがあります。
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不思議な満足感 「さがしもの」
息子:[★★★★]
母:[★★★★★]
オススメ:[高学年][中学生][高校生]〜大人
ページ数 【24】
合計冊数【533】
蔵書状況:家

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 夕日へ続く道(記事へリンク)と同じく、集団読書用テキストです。本来は、「この本が世界に存在することに」の中の一編ということでした。
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 主人公が中学二年生のころ、おばあちゃんが入院した。そのおばあちゃんの頼みごとが、「さがしもの」だった。その探し物とは?という話。

 短い話ですが、私は楽しんで読むことができました。ところで、このレビューを書こうと 「さがしもの」という文字でアマゾンを検索したところ、「さがしもの」というキーワードでヒットする本は意外と多くて、それにどれも魅力を感じてしまうものが多いです。改めて考えてみると、ものを探すという行動って誰でもしていることだけれど、それだけでわくわくしたり、喜んだり、落胆したりするものなのですね。

 息子は昨日の夜、「どれどれ」と”つまみ読み”していました。おばあちゃんの言葉「できごとより、考えの方が何倍もこわいんだ」を読み、「あ、これ、ソウルイーターの鬼神も言ってた!」なんてコメントしながら読んでいました。 (※横道:ソウルイーターとは、先日最終回を迎えたテレビアニメです。面白かったのに、残念。マンガは続いているみたいですが、1巻の評価を見ると、かなり低く、エロシーンが多いらしいので、うちで買うのは止そうかな。。3巻以降評価が落ち着いているようなのですが、私は読むならば最初から読みたいタイプです。)
 
 「さがしもの」は途中の展開が受け入れられる人と受け入れられない人がいそうだと思いました。私も息子もすんなり読めましたが、ひとによっては合わない人もいるかもしれません。

娘、彼など手厚くふり仮名がついています。巻末に注釈と、作者の年表がついているのも集団読書用テキストだからでしょう。



追記&横道:短いからか、興味をもった息子が居間に寝転がりながらさらっと読み終わってしまいました。「どうだった?」と聞くと 私が想像していたような答えが返ってきましたが、これは筋にかかわることなので内緒にしておきます。 この内緒にした事にかかわるできごとがあったからこそ、息子が退屈せずにこの本を読み通したのだと思います。
 余談ですが、息子が言うには、「教科書にももっと面白い話が載っていればいいのに」だそうで、どうやら息子にとって教科書は面白くない文章が多いようです。昔は新しい教科書になるたびに、今年はどんな話が載っているだろうとわくわくしながらその日のうちに皆読んでしまっていた私からするとなかなか想像しにくいことなのですが、息子の国語の教科書を読んでみると なんとなく納得するものがあります。教科書が薄くなって、授業時間が少なくなって、その中にたくさんのものを盛り込もうとするから 作業的な側面が増え楽しめる部分が減ってしまったのかしら? とはいっても、私が小学生だったころの教科書の厚みがどのくらいだったかというのはもう覚えていないのですが。 

余談ですが、息子の教科書を読んでみると、皮肉なことに 石原千秋さんが書かれた本にあった 「中学入試の国語は道徳である」という(詳細は違うかもしれません。うろ覚えなので)言葉を思い出しました。先生の授業方法によるかもしれませんが、先生によっては、入試の国語以上に道徳なのが国語の授業なのかもしれません。

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これを見てみると、中学入試国語ではなくて、「日本の国語教育は道徳教育です」だったようですね。たしかに。そうかもしれません。というのも、息子が昨年習って、クラス皆がいやがったという 「わらぐつの中の神様」は
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文芸研の授業という本の紹介をみるかぎりでは、

人間にとって働くとは何か、成長するとはどんなことかを考えさせる 

だそうで、 私からすると、息子から聞いた物語のあらすじと感想の方が(あえて書きません(^^;))ずっと、「なるほどねえ。」と思えるものでした。

 たぶん、亀井勝一郎さんがこの場にいらしたら、きっと息子の言い分も分かってくださるだろうな。。なんちゃって。
 
2006年に洗足学園中で出題されたそうです。
読書シリーズ:《入試に出た》 <中学校入試に出た本をまとめて表示


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| 物語 | 09:08 | comments(2) | trackbacks(0) |
コメント
私は石原千秋さんの「小説入門のための高校入試国語」を読みました。国語の出題は、大人が、はっきり言えば文科省が、中学生にのぞむ中学生らしい態度や言動を正解とするように出来ている、という話。ベースには根強くあるでしょうね。教科書の小説教材は成長物や親子兄弟愛物が多いです。授業してても、読み物としておもしろいとは思いません。(私、教師になりました!)それより、「国語なんかワケわからん、気持ちなんか、作者に聞かなきゃわかんないっての!」の子達に「国語だって、答えが一つに決まるワケ」を授業しようと努力しました。国語はカンで答えてきたらしいのです。答えは常に文章の中にあって`見つけること`が国語の問題の解き方だと教えたのです。それには丁寧に読むことだと。リズムやスピードも大事なのです。
「わらぐつの中の神様」は人気ないですね〜、わかる気がするけれど、今時は教師主導で一つの解釈に決めるより、多様な読みを尊重する方が主流。広がりすぎても、まとまらないのでは勉強した意味がないので、そこが難しいところです。
| catseye | 2009/04/05 12:25 AM |
catseyeさんは、”学校の先生”でいらしたのですね。

>「国語だって、答えが一つに決まるワケ」を授業しようと努力しました。

さすがです。
息子も、ついこの間まで国語は カンで答えていて、カンが外れることも多く(^^;)苦しんでいました。 先日書いた論理エンジンをやりはじめてから こたえの出し方がわかりはじめて、スッキリしたらしいです。ドリル?(マイナーな方)も購入してやっているのですが、そこで取り上げられている文もとても面白くて私もついつい ”つまみ読み”してしまいます。そこから実際に本を買ってしまうことも多いです。 それで、息子は「教科書も論理エンジンみたいな内容だったらいいのに」という言葉につながったというわけなんです。

 息子たちのクラスで、子どもたちがまとまりがなくなると先生が「まとまらないと、おみつさんやるよ!」と言うくらい わらぐつの〜 は人気がなかったらしいですよ。(^^)

>今時は教師主導で一つの解釈に決めるより、多様な読みを尊重する方が主流。

 そうなんですか。もしかすると、どう読んでも良いという国語があったから余計に キーワードが書けないと×になるようなテストの答えを見つけるのが苦手だったのかもしれないなあと思ったりもしました。
とはいっても、息子はどちらかというと本がそんなに好きだったわけでもなく 授業うんぬん 以上に読む力がついていなかったから余計にこたえが出せなかったのかもしれません。 先日 夏の庭を読み通したあたりから 少しずつ 「読めるようになったなあ」と傍からも感じるようになってきましたから。(^^)
| pon2 | 2009/04/05 7:12 AM |
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