2009.05.28 Thursday
「泣けない魚たち」 夏の日の記憶
息子:[★★★★★]最後の物語は読んでいません
母:[★★★★★]
オススメ:[高学年][中学生] 大人にもお勧めです。
ページ数 【218】
合計冊数【549】
蔵書状況
面白かったです。12歳。小学校6年生の夏。読みながら小学生のころの夏の日、自然の中で遊んだことを思い出して、ドキドキしてしまいました。 今、レビューを書こうとアマゾン検索して、一件も感想が載っていないことに驚きました。 こんなに面白いのに!。
文庫本版もあるようですが、こちらもレビューなし。むむ?なんででしょう。
話は昔のことです。今の子たちはこんな遊びはできません。だからかしら?でも、重松清だって古い話ありますよね。。
最初に載っている短編「かいぼり」は、国語の問題で一部だけみかけたことのある話でした。息子は、その後の展開が気になっていたようです。前々から聞きたかったことを息子に尋ねてみました。
「ねえねえ。お母さんがこういう本を読むときには、『昔はそうだったんだね』と思って読むことは多いよ。でも、まったく同じ経験はしていなくても、自然の中で似た経験をしたこともあるから、身近な話として感じるけれど、息子の場合はこういう話を読んだときどんな感じがするの?」
すると、やはり同じように「昔の話」として認識するのだけれど、自分の経験に照らし合わせて本の中で疑似体験をしているような感じなのだそうです。
息子としては、自分が体験したことがある ハゼ釣りや、ニジマスつかみどりなど、そういうことを思い出しているのかもしれません。
本を読んで、子供のころを思い出して、自然の中で遊んだことを思い出し、せつないような懐かしさを感じてしまった私は、子供が小さいうちに 自然の中の経験をたくさんさせることが本当に宝だと、読書から離れて考えてしまいました。 この本。大好きです。
内容的には小学校高学年向けだと思います。が、ほとんどふり仮名がありません。読書の習慣のない子にはちょっとつらいかもしれません。
追記:息子、あっという間に泣けない魚たちを読み終わりました。「おもしろくておもしろくて止まらない。」と読み、そうして「最後は泣けた〜〜」だそうです。久しぶりにこんなに面白い本を読んだと言っていました。 たしかに、読み始めてから食いつきが良かったのは、夏の庭(記事へリンク)以来です。たしかに、夏の庭も泣けない魚たちも、私もものすごく印象に残り、読んで良かったと心から思える本でした。
2009年の浅野中・栄東(東大選抜)で出題されたそうです。
シリーズ:《入試に出た》 <中学校入試に出た本をまとめて表示
母:[★★★★★]
オススメ:[高学年][中学生] 大人にもお勧めです。
ページ数 【218】
合計冊数【549】
蔵書状況
泣けない魚たち | |
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面白かったです。12歳。小学校6年生の夏。読みながら小学生のころの夏の日、自然の中で遊んだことを思い出して、ドキドキしてしまいました。 今、レビューを書こうとアマゾン検索して、一件も感想が載っていないことに驚きました。 こんなに面白いのに!。
文庫本版もあるようですが、こちらもレビューなし。むむ?なんででしょう。
泣けない魚たち (講談社文庫) | |
阿部 夏丸講談社 2008-07-15売り上げランキング : 99581Amazonで詳しく見る by G-Tools |
話は昔のことです。今の子たちはこんな遊びはできません。だからかしら?でも、重松清だって古い話ありますよね。。
最初に載っている短編「かいぼり」は、国語の問題で一部だけみかけたことのある話でした。息子は、その後の展開が気になっていたようです。前々から聞きたかったことを息子に尋ねてみました。
「ねえねえ。お母さんがこういう本を読むときには、『昔はそうだったんだね』と思って読むことは多いよ。でも、まったく同じ経験はしていなくても、自然の中で似た経験をしたこともあるから、身近な話として感じるけれど、息子の場合はこういう話を読んだときどんな感じがするの?」
すると、やはり同じように「昔の話」として認識するのだけれど、自分の経験に照らし合わせて本の中で疑似体験をしているような感じなのだそうです。
息子としては、自分が体験したことがある ハゼ釣りや、ニジマスつかみどりなど、そういうことを思い出しているのかもしれません。
本を読んで、子供のころを思い出して、自然の中で遊んだことを思い出し、せつないような懐かしさを感じてしまった私は、子供が小さいうちに 自然の中の経験をたくさんさせることが本当に宝だと、読書から離れて考えてしまいました。 この本。大好きです。
内容的には小学校高学年向けだと思います。が、ほとんどふり仮名がありません。読書の習慣のない子にはちょっとつらいかもしれません。
追記:息子、あっという間に泣けない魚たちを読み終わりました。「おもしろくておもしろくて止まらない。」と読み、そうして「最後は泣けた〜〜」だそうです。久しぶりにこんなに面白い本を読んだと言っていました。 たしかに、読み始めてから食いつきが良かったのは、夏の庭(記事へリンク)以来です。たしかに、夏の庭も泣けない魚たちも、私もものすごく印象に残り、読んで良かったと心から思える本でした。
2009年の浅野中・栄東(東大選抜)で出題されたそうです。
シリーズ:《入試に出た》 <中学校入試に出た本をまとめて表示
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