Locus

本をあまり読まない小学生だった息子、小学校2年の頃からの母と息子の読書記録

息子:現在高校生です。最近は児童書はよみませんね〜。
母:本は大好き。息子に本の楽しみを伝えたい。でも、息子に伝えるのは難しい。 

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*ネタバレしないように書いています。
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個人の読み聞かせ、公の場での読み聞かせ
 国語について思うところがあったので、書いてみようと思います。このブログへのアクセスは、本の検索からが最も多いです。次いで「読み聞かせ」という順になっています。

私が集団への読み聞かせ(学校などで行っているもの)を体験したのは、息子が小学校に入ってボランティア活動を通じてです。ちょうどボランティア活動が立ち上がって間もなくでしたので、皆やる気がありました。なんと、司書さんや読書コーディネーターさんの読み聞かせの方法論まで聞きかじり勉強しました。

 その時わかったのは、読み聞かせにはいろいろな流派(?)があるということです。たとえば、朗読劇のように、声色を使って読み聞かせることについても「ヨシ」とする団体と「大袈裟にすべきでない」とする団体がある。ということなどでした。また、読み聞かせを通して自分の感想を言わないということを教えられました。 つまり、読み終わって、「こわかったねえ」とか「おもしろかった?」など感想を押しつけないことが肝心だと聞きました。
 「ヘエ。そういうものなのか。」と、当分習ったものをそのままに読み聞かせしていたのですが、数年たってからでしょうか、「おもしろいなら、ある程度抑揚をつけて読んでもいいんじゃない?」「読み終わって満足だったら、『おもしろかったねえ〜』くらいなら言ってもいいんじゃない? 押しつけてはダメだけれど。。」と思うようになり、最近は、ちょっとだけ色をつけて読み聞かせしています。子どもの反応がやっぱり少しだけ良いような気がするのです。

 最近時々息子の国語の勉強を見ることがあります。今までは、「一人でできるでしょう」と一人でやらせていたのですが、息子は読み取りが苦手になってきたのです。その中で、「意外と効果的かも」と思うやり方が、テキスト文の音読をしつつ、私の思考の動きを説明するやり方です。高学年になってくると、試験問題に似せたテキストの文章は、一部を抜き出した形になっています。ですから、いつも唐突に始まり、唐突に終わります。 文章全体からみるとほんの一部であるそれを読み、そうしてだいたいの概要を感じ取っていく、まさに推理力の見せどころのようなものだと私は感じています。

 問題文はこんな風に始まります。

わたしたちは駅前のバス停留所で待ち合わせをしていた。長瀬はすでに来ていて、ベスを連れたまま、人ごみを避けるようにして立っていた。


これだけ読むと、「わたしたちって何人?どういう構成?」「わたしって男?女? 何歳くらい?」 「長瀬は男?女?長瀬と私の関係は?」「ベスって、人?動物?」 などなど分からないことだらけです。 そうして、のちの文を読むことにより、「長瀬は男だったんだ。わたしの友達だ。」「わたしたちというのは私と他に男の友達がいたんだ。」などなど分かってくると同時に、話の展開につれて、あらたな疑問がわき起こり、それがまたのちの文を読むことで わかってきて。。。という形になっていくわけです。
(まさに、そこが読書の楽しさなんですよね。)

 読み取りがうまくいかない子の場合、この探偵作業がうまくいっていないような気がしました。 また、文に描かれた周辺環境により、その文全体がどういう雰囲気になっているか 想像がついていかないんですね。

 音読をした文で新しい発見や糸口があると同時に「ほら、ここにこんなものがあった。」「これでどんなことが推理できる?」と推理小説と同じように 読み聞かせの相手(私の場合は息子)と一緒に推理することにより、読み取り力が上がっていくような気がしています。 

こう書いてみると、「なんだ昔からの方法じゃない」です。

では、なぜ読み聞かせの話なのか。 私は、息子がきちんとした文章を読むようになってから長い間読み聞かせをするときに、私の感情をはさまずに読み聞かせしていました。これが大きな失敗だったと思っているからです。 この記事の冒頭に書いたように、「読み手の感情を入れないこと」「感想をおしつけないこと」という注意事項を守って息子にも読み聞かせていたから、だから、息子にとってはただの録音された音読を聞いているような状態だったのかもしれないと。

 今息子は6年生ですが、感想を言い合いながらの国語は楽しそうにやっています。聞きかじりの知識で、読み聞かせてしまった自分を後悔しつつ、一般への公の場での読み聞かせと、母が自分の子に個人で読み聞かせする場合はたぶん別だったなとやっとわかったのです。

 子どもさんに読んで聞かせる場合は、ぜひ、お母さんの感想を話しながら、自分が良いと思う方法&子どもさんの反応が良い方法で読んで欲しいと思います。私のように中途半端な知識で読書を堅苦しい場にするよりも、子どもさんの反応と向き合った読み聞かせで、親も子も楽しんだ方が長い目で見ると、ずっとためになるのではないかと今は思っています。

とはいうものの、上で書いたことは、母である私が息子を通して感じたこと以上のものではありません。ですから、「経験を通してこのように感じている母が世の中に一人いる。」という程度にあまり参考にせず読んで下さい。


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