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本をあまり読まない小学生だった息子、小学校2年の頃からの母と息子の読書記録

息子:現在高校生です。最近は児童書はよみませんね〜。
母:本は大好き。息子に本の楽しみを伝えたい。でも、息子に伝えるのは難しい。 

*********************************

*ネタバレしないように書いています。
<ネタバレバージョンはカレンダー下(サイドバー)にリンクした茶色の目に>

*年齢別・テーマ別・★別はカレンダーの下側に表示用リンクがあります。
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「クラバート」 じりじりと主人公と同化して
息子:読んでいません
母:[★★★★★] 
オススメ:[高学年][中学生][高校生]〜
ページ数 【376】
合計冊数【573】
蔵書状況:学校家

クラバート
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 新聞の書評で見かけて、気になって気になってしょうがなかった本です。ひとつ前の「さようなら、葉っぱこ」(記事へリンク)と比べて主人公クラバートの心情が饒舌に語られることは本当に少ないのです。ところが、これによって、読者は 『物乞いと浮浪生活(禁じられている)』をしていたクラバートに一気に同化出来るのだと思います。 最初から6ページ目に

クラバートはしばらくのあいだ、霧につつまれた森のなかを、まるで盲人のように手さぐりで歩いた。

 
とあります。まさに読み手がこの本を通じて感じるのはこういう感覚ではないのだろうかと。

 魔法のあやつる不思議な世界の下働きと同化した読み手は、とにかく出口を知りたくてどんどんとページをめくります。字も小さいし、そこそこの厚みの本なのに、読み始めたら一気によみおえてしまいました。  「この雰囲気は、私が求めていたものだ」という感覚と、「過去にこれを読んだことがあるような気がする」という気持ちがふつふつとわいていました。 奥付を見るとどうも読んだことはなさそうなのですが、この感覚は、私が大好きな本 「小さい魔女」(記事へリンク)の作者と同じプロイスラーの本だからでしょうか。

 ドイツの「クラバート伝説」を下敷きにしてプロイスラーが書いた本とのことです。さて、読み終わって解説を読んで見ると、物語の中で、私の印象に残った人物たちすべてが プロイスラーが原作と大きく変えた部分であったということでした。伝説をこんなに印象深い読み物と感じるのは、プロイスラーの力量があってこそなのだと、あらためて思いました。

 この本、図書館から借りてきた本でしたが、私は自分用に欲しいかもしれません。 上のアマゾンリンクはハードカバー版ですが、子ども用文庫版(新書サイズ程度だと思います)も出ています。
ただし、こちらは上下2巻です。
クラバート (上) (偕成社文庫 (4059))
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 悪態、飼料、断言などの漢字にはふり仮名が付いています。私が読んだ印象では、中学生くらいから上の年齢にお勧めです。男の子が主人公の話ですが、女の子も大好きになるような話だと思います。

ハードカバー版の裏にはプロイスラーのクラバートへの計画が書かれていたりと興味深いです。 

見る テーマ:《魔女・魔法》<魔女や魔法使い、魔法の話をまとめて表示


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