2005.10.24 Monday
ちびまる子ちゃんの学級日誌
母:[★]
息子:[★★★]
オススメ: [低学年]
ページ数【94】
合計ページ数【4810】
この本の説明を題に入れたいとおもいつつ、思い浮かばずにそのままを記事の題にしてしまいました。 話は突然別の本の話題から入りますが、さくらももこさんは 「あのころ」というエッセイにも書いてあるように、どうやら、子どもの頃から作文は得意で賞状を頻繁にもらってきたとのこと。 さくらももこというと「まんが ちびまる子」とすぐに連想されて マンガだからね。。。という思いが引っ張り出されて来ますが、あのころ という本を読むとなるほど、そうだったのだろうなあと思うような上手な文です。
と、書きながらも つい最近まで私はさくらももこの文を読もうとは思わず、手に取ることさえもしませんでした。認識を改めたのは イッキによめる名作選です。
最初に掲載されているのが さくらももこの アメリカザリガニというエッセイでした。 この本には 芥川龍之介の くもの糸も掲載されています。芥川龍之介と宮沢賢治とさくらももこ、並べられるような文なのかと驚いたのが一番最初でした。
文は「あのころ」という本も 「アメリカザリガニ」も小さい頃の思い出をつづったもので、基本的には ちびまる子ちゃんと同じ頃の話ですが、マンガだけでなく、文章にしてもおもしろい。彼女の才能はただマンガの妙にさめた語り口だけではないと気づかされました。
さて、やっとこの本の話題になりますが、ちびまる子ちゃんの学級日誌は、私の評価はちょっと低めになります。 原作はさくらももこなのですが、文は田中史子がつけています。内容は、ちびまる子ちゃんのマンガに何度か出てきたようなエピソードですから、それなりに面白いのですが、さくらももこの文を読んだことのある私からすると中途半端な思いがあります。
ちびまる子ちゃんはエピソードだけでも面白いのだけれど、彼女の考え方やら語りやらがあってこそ100%の力を発揮するもののような気がして、文が書けない人ならばまだしも、上手な文が書ける人のエピソードをほかの人が書くのはもったいないなあと思ってしまったのでした。
息子は息子でエピソードをまるで友達から聞いた話のようにうれしそうに私に話して聞かせてくれていたので彼にとってはまあまあというところかもしれません。
話はちょっとそれますが、イッキに読める〜のお話の後に設問があります。これは我が家ではまったく使いませんでした。自分からやるならばまだしも、親から強制されて設問に答えると国語のテストみたいでお話を読むのもつまらないだろうという思いからです。 息子は息子なりにいろいろ読み取ったことについて気が向いたときに自由にたのしく表現している場があるのだからなにもここであらたまって聞く必要もないだろうという気持ちからです。
息子:[★★★]
オススメ: [低学年]
ページ数【94】
合計ページ数【4810】
ちびまる子ちゃんの学級日誌〈1〉 | |
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この本の説明を題に入れたいとおもいつつ、思い浮かばずにそのままを記事の題にしてしまいました。 話は突然別の本の話題から入りますが、さくらももこさんは 「あのころ」というエッセイにも書いてあるように、どうやら、子どもの頃から作文は得意で賞状を頻繁にもらってきたとのこと。 さくらももこというと「まんが ちびまる子」とすぐに連想されて マンガだからね。。。という思いが引っ張り出されて来ますが、あのころ という本を読むとなるほど、そうだったのだろうなあと思うような上手な文です。
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と、書きながらも つい最近まで私はさくらももこの文を読もうとは思わず、手に取ることさえもしませんでした。認識を改めたのは イッキによめる名作選です。
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最初に掲載されているのが さくらももこの アメリカザリガニというエッセイでした。 この本には 芥川龍之介の くもの糸も掲載されています。芥川龍之介と宮沢賢治とさくらももこ、並べられるような文なのかと驚いたのが一番最初でした。
文は「あのころ」という本も 「アメリカザリガニ」も小さい頃の思い出をつづったもので、基本的には ちびまる子ちゃんと同じ頃の話ですが、マンガだけでなく、文章にしてもおもしろい。彼女の才能はただマンガの妙にさめた語り口だけではないと気づかされました。
さて、やっとこの本の話題になりますが、ちびまる子ちゃんの学級日誌は、私の評価はちょっと低めになります。 原作はさくらももこなのですが、文は田中史子がつけています。内容は、ちびまる子ちゃんのマンガに何度か出てきたようなエピソードですから、それなりに面白いのですが、さくらももこの文を読んだことのある私からすると中途半端な思いがあります。
ちびまる子ちゃんはエピソードだけでも面白いのだけれど、彼女の考え方やら語りやらがあってこそ100%の力を発揮するもののような気がして、文が書けない人ならばまだしも、上手な文が書ける人のエピソードをほかの人が書くのはもったいないなあと思ってしまったのでした。
息子は息子でエピソードをまるで友達から聞いた話のようにうれしそうに私に話して聞かせてくれていたので彼にとってはまあまあというところかもしれません。
話はちょっとそれますが、イッキに読める〜のお話の後に設問があります。これは我が家ではまったく使いませんでした。自分からやるならばまだしも、親から強制されて設問に答えると国語のテストみたいでお話を読むのもつまらないだろうという思いからです。 息子は息子なりにいろいろ読み取ったことについて気が向いたときに自由にたのしく表現している場があるのだからなにもここであらたまって聞く必要もないだろうという気持ちからです。
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