2006.08.10 Thursday
マドンナの 「アブディーの冒険物語」
息子:[★★★]
母:[★★★★]
オススメ: [低学年][中学年]大人向けかも
ページ数【30】
合計ページ数 読み聞かせました
オカネ・モッチャがみつけた幸せ と同じく 歌などで有名なマドンナの絵本です。(全部で5冊でているのだそうです) この物語は、比較的面白い物語になっていると思いますが、表現が子供向けでないような印象です。 どこがどういけない?という指摘は難しいのですが、子供が同じように物語を聞いたときにその食いつきが違うという感じです。それとも、日本語に置き換えたときに、子供向けでない表現になってしまったの?これは翻訳モノだからこそ感じる違和感なのかしら?
表現一つにしても、「詳細できめ細やか」と感じる場合もあれば「まわりくどい」と感じることもあり、絵本と一口に言っても難しいものだなと思います。
絵は大変素晴らしいです。この絵を見るだけのために一度借りてきてみても良いくらいの価値があると思います。ほかにもマドンナの絵本をまとめて借りてきたのですが、どれも絵は素晴らしくて、絵を描いてもらう人の選択はマドンナがこだわったのではないか?と思えました。本当のところはどうでしょう。
絵は、どこか中東の町のようでもあり、よくよく見ると、とても不思議な無国籍風の魔法を感じるような絵です。 らくだのうえに山と積まれている布でくるまれた荷物の間から人の顔がのぞいていたり、挙句の果てには、その荷物の上にテントを張って数人の人が話していたり。 奇妙な動物がいたり、細かいところをじっくりじっくり見ても見飽きません。お話はあくまで不思議なお話。
マドンナが伝えたかったことは「強く信じれば可能性は果てしなく広がる」ということだったようです。 彼女の経験の上でそのようなことが多くあり、それを子供たちに伝えたいと思ったのでしょうか。私は彼女が伝えたいメッセージはとりあえず置いておいて、このおはなしの不思議さを楽しみました。
今まで彼女の絵本を3冊読みましたが、その中ではこの本がいまのところ一番好きな本です。
表現で私の好みの問題でしょうが、気になる部分がいくつかありました。
「ワタクシはハビブともうしまするっ!」などのエクスクラメーションマークや 小さなつ が目につくこと。 前の本にもあった 「ドアをぴしゃりっ!と閉めるように」という表現が出てきて、気になること。 「言い放つ」 という表現が何度も出てくること。 身分の差がある人との話言葉がなんとも不自然なこと。などなど。
ひらがな、カタカナ、漢字(ふりがなはほとんどありません)
掃除・説得・首飾りなど、通常大人が使う程度の漢字が使われています。
見開きに 800文字程度です。
シリーズ《マドンナ》<マドンナが書いた絵本の記事をまとめて表示
母:[★★★★]
オススメ: [低学年][中学年]大人向けかも
ページ数【30】
合計ページ数 読み聞かせました
アブディーの冒険物語 | |
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オカネ・モッチャがみつけた幸せ と同じく 歌などで有名なマドンナの絵本です。(全部で5冊でているのだそうです) この物語は、比較的面白い物語になっていると思いますが、表現が子供向けでないような印象です。 どこがどういけない?という指摘は難しいのですが、子供が同じように物語を聞いたときにその食いつきが違うという感じです。それとも、日本語に置き換えたときに、子供向けでない表現になってしまったの?これは翻訳モノだからこそ感じる違和感なのかしら?
表現一つにしても、「詳細できめ細やか」と感じる場合もあれば「まわりくどい」と感じることもあり、絵本と一口に言っても難しいものだなと思います。
絵は大変素晴らしいです。この絵を見るだけのために一度借りてきてみても良いくらいの価値があると思います。ほかにもマドンナの絵本をまとめて借りてきたのですが、どれも絵は素晴らしくて、絵を描いてもらう人の選択はマドンナがこだわったのではないか?と思えました。本当のところはどうでしょう。
絵は、どこか中東の町のようでもあり、よくよく見ると、とても不思議な無国籍風の魔法を感じるような絵です。 らくだのうえに山と積まれている布でくるまれた荷物の間から人の顔がのぞいていたり、挙句の果てには、その荷物の上にテントを張って数人の人が話していたり。 奇妙な動物がいたり、細かいところをじっくりじっくり見ても見飽きません。お話はあくまで不思議なお話。
マドンナが伝えたかったことは「強く信じれば可能性は果てしなく広がる」ということだったようです。 彼女の経験の上でそのようなことが多くあり、それを子供たちに伝えたいと思ったのでしょうか。私は彼女が伝えたいメッセージはとりあえず置いておいて、このおはなしの不思議さを楽しみました。
今まで彼女の絵本を3冊読みましたが、その中ではこの本がいまのところ一番好きな本です。
表現で私の好みの問題でしょうが、気になる部分がいくつかありました。
「ワタクシはハビブともうしまするっ!」などのエクスクラメーションマークや 小さなつ が目につくこと。 前の本にもあった 「ドアをぴしゃりっ!と閉めるように」という表現が出てきて、気になること。 「言い放つ」 という表現が何度も出てくること。 身分の差がある人との話言葉がなんとも不自然なこと。などなど。
ひらがな、カタカナ、漢字(ふりがなはほとんどありません)
掃除・説得・首飾りなど、通常大人が使う程度の漢字が使われています。
見開きに 800文字程度です。
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