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本をあまり読まない小学生だった息子、小学校2年の頃からの母と息子の読書記録

息子:現在高校生です。最近は児童書はよみませんね〜。
母:本は大好き。息子に本の楽しみを伝えたい。でも、息子に伝えるのは難しい。 

*********************************

*ネタバレしないように書いています。
<ネタバレバージョンはカレンダー下(サイドバー)にリンクした茶色の目に>

*年齢別・テーマ別・★別はカレンダーの下側に表示用リンクがあります。
マドンナの 「アブディーの冒険物語」
息子:[★★★]
母:[★★★★]
オススメ: [低学年][中学年]大人向けかも
ページ数【30】
合計ページ数 読み聞かせました

アブディーの冒険物語
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 オカネ・モッチャがみつけた幸せ と同じく 歌などで有名なマドンナの絵本です。(全部で5冊でているのだそうです) この物語は、比較的面白い物語になっていると思いますが、表現が子供向けでないような印象です。 どこがどういけない?という指摘は難しいのですが、子供が同じように物語を聞いたときにその食いつきが違うという感じです。それとも、日本語に置き換えたときに、子供向けでない表現になってしまったの?これは翻訳モノだからこそ感じる違和感なのかしら?

 表現一つにしても、「詳細できめ細やか」と感じる場合もあれば「まわりくどい」と感じることもあり、絵本と一口に言っても難しいものだなと思います。

 絵は大変素晴らしいです。この絵を見るだけのために一度借りてきてみても良いくらいの価値があると思います。ほかにもマドンナの絵本をまとめて借りてきたのですが、どれも絵は素晴らしくて、絵を描いてもらう人の選択はマドンナがこだわったのではないか?と思えました。本当のところはどうでしょう。

 絵は、どこか中東の町のようでもあり、よくよく見ると、とても不思議な無国籍風の魔法を感じるような絵です。 らくだのうえに山と積まれている布でくるまれた荷物の間から人の顔がのぞいていたり、挙句の果てには、その荷物の上にテントを張って数人の人が話していたり。 奇妙な動物がいたり、細かいところをじっくりじっくり見ても見飽きません。お話はあくまで不思議なお話。

 マドンナが伝えたかったことは「強く信じれば可能性は果てしなく広がる」ということだったようです。 彼女の経験の上でそのようなことが多くあり、それを子供たちに伝えたいと思ったのでしょうか。私は彼女が伝えたいメッセージはとりあえず置いておいて、このおはなしの不思議さを楽しみました。 

 今まで彼女の絵本を3冊読みましたが、その中ではこの本がいまのところ一番好きな本です。

 表現で私の好みの問題でしょうが、気になる部分がいくつかありました。
 「ワタクシはハビブともうしまするっ!」などのエクスクラメーションマークや 小さなつ が目につくこと。 前の本にもあった 「ドアをぴしゃりっ!と閉めるように」という表現が出てきて、気になること。 「言い放つ」 という表現が何度も出てくること。 身分の差がある人との話言葉がなんとも不自然なこと。などなど。

ひらがな、カタカナ、漢字(ふりがなはほとんどありません)
掃除・説得・首飾りなど、通常大人が使う程度の漢字が使われています。
見開きに 800文字程度です。

見る シリーズ《マドンナ》<マドンナが書いた絵本の記事をまとめて表示


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あのマドンナの絵本「オカネ・モッチャが見つけたしあわせ」
息子:[★★★]
母:[★★★★](絵に惹かれて★一つおまけ)
オススメ: [中学年][高学年] 大人向けかもしれません
ページ数【48】
合計ページ数 読み聞かせしました

オカネ・モッチャが見つけたしあわせ
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 一世を風靡した、歌手であり、女優でもあるあのマドンナが文を書いた絵本です。最初にこの本のことを知ったときは「へえー。絵本も書いているのか」という驚きから、「どんな本なのだろう」と興味をそそられて借りてみました。全部で5冊出しているそうです。

 子供向けと表紙には書いてあるけれども、大人のマニアックな心をくすぐる大人向けの絵本ではないかと思いました。

手にとってページを開いてまず絵の素晴らしさにひきつけられます。ルイ・パイシュの絵です。(私はこの絵がすごく好きで、この絵のためだったらこの絵本が欲しいかもしれない。)

 思ったよりも普通の童話形式になっています。 お金持ちでも幸せではない オカネ・モッチャが 本当の幸せを見つけることになるいきさつが書かれています。
 
 ところどころに

 
事実 その3  本当のことを言うと、たいがい鼻先でドアをバタンと閉められる。


というような短文が載っています。
 年齢の低い子供が読むには言葉が難しく長いことが難点のように思いました。 また、上に書いた短文が私には 「説教臭い」と感じられて、また話の腰が折れるようで、あまり好きではありませんでした。 好みの問題かもしれません。 文も長めで、診察料、事態、賢老人、気難し屋などの漢字に振り仮名はついていません。

 ためしに、絵もみせず文だけ息子によみきかせてみると、そこそこ楽しんで聞いていたようです。事件が起こったときには、ゴロゴロ寝転がりながら聞いていた息子は ガバッと起きてきて、本の絵をのぞきこみました。

 ところが、良くも悪くも本の絵が息子にはインパクトが弱かったみたいです。

 やっぱり大人向けの絵本かもしれません。

ひらがな、カタカナ、漢字(ほとんど振りがなはついていません)
見開きに360文字程度です。

見る シリーズ《マドンナ》<マドンナが書いた絵本の記事をまとめて表示


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