Locus

本をあまり読まない小学生だった息子、小学校2年の頃からの母と息子の読書記録

息子:現在高校生です。最近は児童書はよみませんね〜。
母:本は大好き。息子に本の楽しみを伝えたい。でも、息子に伝えるのは難しい。 

*********************************

*ネタバレしないように書いています。
<ネタバレバージョンはカレンダー下(サイドバー)にリンクした茶色の目に>

*年齢別・テーマ別・★別はカレンダーの下側に表示用リンクがあります。
「SOS!あやうし 空の王さま号」 イタチが目にうかぶ
息子:よんでいません
母:[★★★★★] 
オススメ:[中学年][高学年]
ページ数 【138】
合計冊数【566】
蔵書状況:学校
SOS!あやうし空の王さま号―ヒキガエルとんだ大冒険〈4〉 (児童図書館・文学の部屋)
SOS!あやうし空の王さま号―ヒキガエルとんだ大冒険〈4〉 (児童図書館・文学の部屋)ローレンス・ディ フィオリ Russell E. Erickson Lawrence Di Fiori 評論社 2008-04売り上げランキング : 577904Amazonで詳しく見る by G-Tools


 最近、このヒキガエルシリーズに凝っています。スリルと躍動感に満ちた物語と、情景がすぐに目に浮かぶような描写力が魅力なのかもしれません。

 それにしても、ウォートンは多才なカエルです。今回は、とうとう気球まで作ってしまいました。気球の素材も素晴らしいです。私はとても思いつきませんでした。そうして、その気球のおかげで、またもや冒険が始まってしまうわけです。今回はイタチが出てきます。いかにも悪そうないたち達ですが、じゃれあっているいたち達が目にうかぶようで、そうして、例の如く根っから悪い奴らではないんですよ。愛すべき悪イタチ達です。 途中の描写など、小学校での子どもたちの1シーンにかさねてしまい、苦笑してしまいました。そこが、児童書としてイイナと思います。 子どもたちにとっても親しみやすいのではないでしょうか。

 白黒の挿絵がところどころにあります。(この挿絵がまた良い味なんですよ。) 動物、害などの漢字にはふりがながついています。中学年くらいにお勧めですが、高学年も、たまにこういう読むのが楽な本を読むとほっとするのではないかしら?

見るテーマ《カエルの本》
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読書シリーズ:《ヒキガエルとんだ大冒険》 <ウォートンとモートンの記事をまとめて表示


 


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| 物語 | 18:30 | comments(0) | trackbacks(0) |
「がまの油」 カエル好きにはたまりません
息子:[★★★★]読んでくれというので、読み聞かせしました。
母:[★★★★★] 
オススメ:[中学年][高学年]
ページ数 【32】
合計冊数【564】
蔵書状況:学校
がまの油 (声にだすことばえほん)
がまの油 (声にだすことばえほん)斎藤孝 長谷川 義史 ほるぷ出版 2005-01売り上げランキング : 60216おすすめ平均 starstarご用とお急ぎのないかたは 声にだして読んでおいでstar「なり切って」「声に出す」starかえるの表情もいいAmazonで詳しく見る by G-Tools


 前にも書いたでしょうか。私や息子はカエル好きなのです。絵本を物色していたら、実に魅力的なカエルにくぎ付けになってしまいました。 口上が絵本になっているなんて難しくないのかな?とよく表紙を見ると 斎藤孝さんの 「声に出すことばえほん」だそうです。 

 ページをめくるとすぐに、 「てまえ持ちいだしたるは、四六のがまだ。」のページのどーんとしたガマ。 かわいい! 魅力的ながまがえるがどのページにも迫力たっぷりでかかれていて、堪えられません。 

 息子には読み聞かせしたところ、静かに集中して聞いていましたね。もしかすると、高学年への読み聞かせに良いかもしれませんね。低学年の反応はみたことがないので、今度機会があったら読み聞かせてみたいと思います。
 でも、言葉がわからなくてもこの絵があったらきっと引きつけられることだと思います。 だって、ガマの油売りの口上(実際は聞いたことはないけれど)も 子供が見たくて聞きたくて親を引っ張って聞いているという姿も多かったんじゃないかなあ。

 言葉は、口上そのものなので、私も知らない言葉がたくさん出てきます。たとえば差し裏差し表ってしりませんでしたが、絵でわかりました。 そのほか てれめんていか まんていか などは知りませんが、たぶん当時口上を聞いていた人も知らない人がいたんじゃないでしょうか。
 別冊で言葉の説明がついています。

漢字にはふりがなつき。

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| 絵本(ものがたり) | 14:11 | comments(0) | trackbacks(0) |
「ウォートンとモリネズミの取引屋」 カエル界のインディジョーンズ
息子:読んでいません
母:[★★★★] 
オススメ:[中学年][高学年]
ページ数 【130】
合計冊数【560】
蔵書状況:学校
ウォートンとモリネズミの取引屋―ヒキガエルとんだ大冒険〈5〉 (児童図書館・文学の部屋)
ウォートンとモリネズミの取引屋―ヒキガエルとんだ大冒険〈5〉 (児童図書館・文学の部屋)ラッセル・E・エリクソン ローレンス・ディ フィオリ Russell E. Erickson Lawrence Di Fiori 評論社 2008-01売り上げランキング : 419696Amazonで詳しく見る by G-Tools


 ヒキガエルとんだ大冒険シリーズと名前が付いています。それの5巻目がこの巻になります。以前書いた ウォートンとカラスのコンテスト(記事へリンク) や、火よう日のごちそうはひきがえる(記事へリンク)と同じシリーズです。 今回はヒキガエル兄弟なかのウォートンの冒険話です。
冬ごもりの前におばさんの家に出かける途中、ウォートンはやまねこに追いかけられている モリネズミに会います。その時はウォートンのとっさの機転で逃げることができ、モリネズミと知り合いになって別れました。 ところが、目的地のおばさんの家についてみると、おばさんは謎の失踪をしている。 さて、おばさんはいつからいなくなったのか。どうしていなくなったのか。どこへいったのか。 ウォートンは探しはじめて。。。というお話です。
 いつもながらにテンポの良いお話で楽しく読めました。このシリーズ、読んでいるとクセになりそうに面白いので、シリーズをまとめて表示できるようにしようと思います。

雑草、調べる、追うなどの漢字にはふり仮名が付いています。ところどころページにはモノクロの挿絵がはいっていてこの挿絵がまたいい味をだしています。 小学校中学年向けだと思いますが、読書力のある子ならば低学年くらいから読めるかもしれません。私が読んで面白いくらいなので、高学年でも動物の話が好きな子にお勧めです。

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| 物語 | 13:33 | comments(0) | trackbacks(0) |
「ウォートンとカラスのコンテスト」 大冒険で温かい
息子:読んでいません
母:[★★★★★] 
オススメ:[低学年][中学年][高学年]
ページ数 【144】
合計冊数【556】
蔵書状況:学校

ウォートンとカラスのコンテスト―ヒキガエルとんだ大冒険〈7〉 (児童図書館・文学の部屋)
ウォートンとカラスのコンテスト―ヒキガエルとんだ大冒険〈7〉 (児童図書館・文学の部屋)ラッセル・E・エリクソン ローレンス・ディ フィオリ Russell E. Erickson Lawrence Di Fiori 評論社 2007-12売り上げランキング : 311330Amazonで詳しく見る by G-Tools


 以前読んだ「火曜日のごちそうはひきがえる」(記事へリンク)の7話目、最終作です。実は1作目があまりにも面白くて印象に残っていたので、次作以降を敬遠してしていました。一作目に比べて面白くない話だったら残念だと思っていたのです。
 今回自分で置いたそのハードルを越えて最終巻を読んでみることにしたのは、7巻も続いているということはやっぱり面白いんではないかと思ったからです。
 
 2匹のカエルとなると、ガマくんやカエルくんたちと本当にかぶってしまうのですが、余韻の多いガマ君たちに比べてこちらは登場人物が生き生きとドラマを繰り広げるところが少し違うと感じるところです。私はまったりとしたかえるくんがまくんも好きですが、元気一杯のウォートンたちの冒険はまったく印象が違っているところが大好きです。

 さて、今回は、おじいちゃんの金時計にまつわる冒険。意地の悪そうなカラスが表紙にもあります。カラスたちに奴隷にされそうになったウォートンたちが繰り広げる冒険です。スピード感に満ちた展開は一作と変わりませんし、読んだあととても暖かい気持ちになるところも一作と変わりません。私はラストのおじいちゃんが良かったなあ。オススメの一作です。

 磁石 時計などの漢字にはふり仮名がついています。低学年で習う漢字や、カタカナにはふり仮名はありません。ところどころ挿絵があり、読書力のある子なら低学年から読めるかもしれません。

見るテーマ《カエルの本》
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| 物語 | 09:49 | comments(0) | trackbacks(0) |
つくも神 ふたたび。
息子:[★★★★★]

オススメ: [中学年][高学年]一般も

ページ数【263】
トータルの冊数は前回記入時に入れたと思われるので、冊数記入はなしです。

つくも神 (ポプラの森)
つくも神 (ポプラの森)伊藤 遊ポプラ社 2004-11売り上げランキング : 265606おすすめ平均 starstarお騒がせつくも神(笑)starおもしろかったです。star<なった>古道具たちの冒険物語Amazonで詳しく見る by G-Tools


以前私だけが読んだつくも神(記事ページにリンク)を息子も読みました。 かなり面白かったらしく、学校へも持っていき、集中して読んでいる様子でした。
 息子はネツケがお気に入り。登場人物の出来事を友達の身の上に起こったことのように私にはなしてくれるあたり、本当に気に入っているんだなあとおもいつつ話を聞きました。

 物語の最後は登場するキャラクターたちとの別れのとき、やはり別れはちょっとさびしかったようです。

■感想
 なによりも表紙のカエルに惹かれて手に取ってしまいました。袴をはいているのに、黄色い傘をかかえて走っています。本の内容は小学校5年生くらいから読めるものだと思います。
 物に対するいつくしみがあふれた良い本だとは思うのだけれど、表紙絵で私の想像が一人歩きしてしまい、つくも神たちが縦横無尽に活躍する壮大なファンタジーを期待してしまったので 内容にあまり入り込めなかったのが残念。
 でも、良く考えてみると、まだ時間や空間を行き来する本に慣れていない子たちが読むには丁度良いくらいの時間旅行・空間旅行かもしれないと思い直しました。
 身近なマンションが舞台というのもそういう子どもたちに入り込みやすい設定となっているとおもいます。


2006年、息子が3年生のころに書いた記事でしたが、なんと、「5年生くらいから読める」と書いていたことに気付きました。 息子は5年生。なにを根拠に5年生くらいからとあのときに思ったかわかりませんが、本当に5年生で読みましたねえ。(しみじみ。<自分でおどろいていてもねえ。)

 息子は井上さんに対してかなりムッとしていた様子でした。こちらもまるで知りあいのことのように私にはなしてくれました。

テーマ《オニ・ばけものの本》
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| 物語 | 10:30 | comments(0) | trackbacks(0) |
結婚できない男 「火よう日のごちそうは ひきがえる」
息子:[★★★]
母:[★★★★★]
オススメ: [低学年][中学年]
ページ数【102】文庫版のページ数
合計ページ数 読み聞かせ+ところどころ息子が読みました

火よう日のごちそうはひきがえる
火よう日のごちそうはひきがえる
下が文庫版です
火よう日のごちそうはひきがえる
火よう日のごちそうはひきがえるラッセル・エリクソン 佐藤 凉子 ローレンス・ディ・フィオリ 評論社 1982-01売り上げランキング : 180334おすすめ平均 starstarストーリーも絵も最高!トホホでホロリな絵物語ですstar縁があったのかな、二十年ぶりに出会えましたAmazonで詳しく見る by G-Tools

火よう日のごちそうはひきがえる
火よう日のごちそうはひきがえるラッセル・E・エリクソン 佐藤 凉子 ローレンス・D・フィオリ 評論社 1988-07売り上げランキング : 304670おすすめ平均 starstar思い出の1冊starおとぼけウォートン、掃除してる場合か?star繰り返し読んで物語の隅々まで楽しめるかえるの冒険物語Amazonで詳しく見る by G-Tools


 新書サイズとハードカバーと二種類でているようですね。この本、本当に面白い。おなじく友達同士のかえるのお話、「ふたりは〜」シリーズのがまくんとかえるくんと比較すると、文字が少し多くて1冊が一つの物語になっているところが違います。

 がまくんとかえるくんのほのぼのとしたゆったりした起伏の大きくない時間の流れと対照的に、こちらははらはらしたりドキドキしたりの起伏が大きく、物語の展開に心を奪われます。 私は息子よりも先にこの本を読みました。前半、事件が起こるまでは 何気なく読んでいたのですが、事件が起こってからは「どうなるのだろう」とはらはら。最後は暖かい思いでつい涙がホロリ。

 主役のウォートンとおなじかそれ以上存在感があるのが、みみずくです。
「友だちなんかほしくもないし、ひつようもない。」
と言い放ちます。

 読み進むにつれて、ミミズクの性格が丁度今放映されている「結婚できない男」の信介とかぶってきました。

息子に「結婚できない男みたいなんだよー」と言うと「どれどれ」とちらりと読んで くすくす笑いながら「ほんとうだー」と。

残念だったのは、読んだ時期が悪かったです。夏休みのバタバタしたさなかだったので、私も落ち着いて読書できるような状況でなかったし、息子はなおのことそういう状況ではありませんでした。
もっと落ち着いてじっくり読めるときだったら、きっと心に残る一冊になったろうになあ。
 私はこの本がとても好きだったので、文庫版を買おうかと思い始めています。

 挿絵もすごく味があるので、本を置くスペースに際限が無いのだったら、ハードカバー版(の方がやはり”本”としての完成度は高いと思う)が欲しいのですけれどねえ。

ひらがな、カタカナ、漢字(ふりがなつき)1ページに300文字程度です。(ページ内文字数は文庫版の文字数です)

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| 物語 | 09:45 | comments(0) | trackbacks(0) |
くさいくさいチーズぼうや & たくさんのおとぼけ話
息子:[★★★★]
母:[★★★]
オススメ: [中学年][高学年]
ページ数【56】
合計ページ数【13326】
くさいくさいチーズぼうや&たくさんのおとぼけ話
くさいくさいチーズぼうや&たくさんのおとぼけ話ジョン シェスカ Jon Scieszka Lane Smith ほるぷ出版 1995-02売り上げランキング : 839335おすすめ平均 starstarもう買えないの?そんな!!star最高!Amazonで詳しく見る by G-Tools

The Stinky Cheese Man and Other Fairly Stupid Tales
The Stinky Cheese Man and Other Fairly Stupid TalesJon Scieszka Dutton Childrens Books 1993-08-26売り上げランキング : 75393おすすめ平均 starstarおとぎ話のパロディAmazonで詳しく見る by G-Tools



 「おとぼけ話」は「おとぎばなし」からついた名前でしょうか。
この本、紹介がものすごく書きづらい本です。とりあえず、一番最初に言えるのは、昔話のパロディだということです。
ここでは「おとぼけ話」という題名になっていますが、私の感覚としては「おふざけ話」という感じです。微妙なところがあるので、ゲラゲラ笑い転げる人もあれば、まじめな人は「ナンダコレハ!!」と怒り出したりも???するかも?
原題は、 THE STINKY CHEESE MAN AND OTHER FAIRLY STUPID TALES

この本を手に取って裏表紙をみたら、裏表紙にも字がびっしりと、
「これはいったいなに? きたないよ! なに、このISBNって? それに、いったい、だれがこんな本をかうのかね? 50何ページもくだらない話ばっかりだし、あたしの出番はわずか3ページよ。まったくも。べらべら、べらべら、べらべら・・・・
と 大きな文字で書いてあったり普通の本とはちょっと違う趣です。

 中には10話のパロディ話が詰まっています。
ひよこのリキン・お姫さまとボウリングのボウル(お姫さまと豆)・ほんとうにみにくいアヒルの子・もうひとりのカエルの王子さま・赤短パンちゃん(あかずきんちゃん)・ジャックの豆問題(ジャックと豆の木)・シンデルンペルシュティルツヘン(シンデレラ ルンペンシュテルツヘン)・うさぎのかみとかめ (ウサギとカメ)・くさいくさいチーズぼうや 

 ※うさぎのかみとかめはウサギが髪を生やす速度とカメが競争するのです。もしや? hair と hare ???? ウーム日本人にはばかばかしさを完全に理解するにはハードルがあるかも?

 注意 この本のなかのお話はとぼけています。頭がぼける心配があります。気をつけましょう 
と注意書きもあります。

 さて、お話は、母にとってはおふざけ具合が、「今の息子にウケそうだな」 とおもいつつも 「はずしたときは、寒すぎるな」というほど微妙な本です。 ただのめちゃくちゃといっても言いすぎではないかもしれません。 でも、めちゃくちゃが好きな年頃ってありますよね。(今息子がそうですが) ためしに、息子に受けそうな 「ほんとうにみにくいアヒルの子」と 「もうひとるのカエルの王子さま」を読み聞かせてみると 大笑いでした。
この2話はわかりやすい方です。

絶版本を投票で復刊!


すでに絶版になっているようなので、欲しい方は復刊ドットコムでリクエストを。。

amazon.comで 表紙や裏表紙などが少し見られます。
アマゾン・コムの本の中表示へリンク

ひらがな、カタカナ、漢字(ふりがなつき)小学校中学年以上が向いていると思います。 いろいろと趣向がこらしてある反面、フォントが変わっていたり、文字サイズに変化があったりして、とても読みづらい本でもあります。

見る テーマ:《ちょっと違う昔話》<昔ながらの話と少し違うぞ!な話をまとめて表示

そうそう、まったく関係ないことですが、当初私はひよこのリキンのことを ひよこのキリンと読んでいました。(^^;)

見るテーマ《カエルの本》
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| 絵本(ものがたり) | 15:06 | comments(0) | trackbacks(0) |
まさに不思議な話 「空とぶゴーキー」
母:[★★★]
息子:[★★★]

オススメ: [低学年][中学年]

ページ数  【28】
合計ページ数【5760】
空とぶゴーキー
4883301141ウィリアム スタイグ William Steig 木坂 涼 セーラー出版 1996-07売り上げランキング : 614,408Amazonで詳しく見る by G-Tools


読み終わった息子はひとこと 「不思議な話だった」と。
どれどれと私も読んで まさに 「不思議な話だった」。
 ふわふわと空中をとぶゴーキーの絵を見ていると昔こんな夢みたことあったかもしれないなあなんて思いながら。

 一面の星のまたたきのなかにゴーキーだけしかいない見開きページがあります。その絵を見ていると星がまるで雪のようで、”しん”と静かで吸い込まれていきそうな不思議な感覚です。

 ゴーキーの唱える呪文が 「オーガ・ルーガ」「オーガ・ルーガ」というのもいい。だってゴーキーはカエルなんだもの。

という上二つは母の感想。たぶん息子くらいの年齢だとお話の流れを追っていると思います。それはそれでいいとおもう。
 息子がいるからこそ、大人になって絵本を読もうと思ったわけですが、絵本の中の言葉になっていない部分に心を動かされるのは大人だからこそというものもありそうです。 詩のように少ない言葉で語ってあるからこそ、心に響くものもあるというか。そんな感じ。

 「絵本は子どもが読むものだ」と思っていた自分に絵本の楽しみを気づかせてくれたのは息子の存在だなあとしみじみ思いつつ。

見る テーマ:《魔女・魔法》<魔女や魔法使い、魔法の話をまとめて表示

見るテーマ《カエルの本》
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| 絵本(ものがたり) | 09:09 | comments(0) | trackbacks(0) |
シリーズ第一作魅力たっぷり 「バムとケロのにちようび」
母:[★★★]
息子:[★★★]

オススメ: [3〜5歳] [低学年]

ページ数【32】
合計ページ数【1169】

バムとケロのにちようび
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7月4日に書いた「バムとケロのそらのたび」とひとつ前の記事に書いた
「バムとケロのさむいあさ」 と同じ バムとケロシリーズ 今回はたいくつな雨の日。さて、何をしよう。といってもこれはシリーズ一作目です。

 私としては、バムくらい片付け能力のある犬がほしいー。あっという間にすっきりきれいに片付けているし。
 じゃあいつもやんちゃなケロちゃんは?と考えると憎めないんだよね。
(この気持ち親ならみな 「わかるぅ」と思うだろうなあ)

たとえば、ドーナツを作るという作業は本の中のエピソードのひとつだけれど、絵をおいかけてみると文にのっていないちいさな話が想像できてそこがまた楽しいのです。ぜひ、ドーナツ作りのケロちゃんをおいかけてみてほしい。

色合いはほかのものと同じく素敵。絵の遊び心が楽しい本です。
 
 息子は、この本はまあまあという感触。
1ページに多い部分で50文字程度

シリーズ:《バムとケロ》 <バムとケロの記事をまとめて表示

見るテーマ《カエルの本》
<カエルの記事をまとめて表示


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| 絵本(ものがたり) | 08:52 | comments(0) | trackbacks(0) |
シリーズ中一番大人にオススメ 「バムとケロのさむいあさ」
母:[★★★★]
息子:[★★★★]

オススメ: [3〜5歳] [低学年]

ページ数【32】
合計ページ数【1137】

バムとケロのさむいあさ
バムとケロのさむいあさ島田 ゆか 文溪堂 1996-12売り上げランキング : 15826おすすめ平均 starstarとっても楽しい絵本starとにかくかわいい・・!!star真冬に星空を眺めるかいちゃんて…哲学者?!Amazonで詳しく見る by G-Tools


7月4日に書いた「バムとケロのそらのたび」 と同じ 犬のバムとカエルのケロちゃん二人のゆったりして楽しく平和な生活をかいた絵本です。

私は、バムとケロシリーズの中ではこの本が一番好き。島田ゆかさんは色使いもとてもきれいです。表紙の灰色がかった水色と茶色この色あわせの妙。
ここではケロちゃんのかいちゃんに対する気持ちがじわじわと現れていて大人の人にはバムとケロシリーズの中でこれが一番のオススメです。(季節は冬ですけどね)

 息子は「ミイラごっこしてみたーい」だそうで。実は私も「ミイラごっこ」は一度やってみたいとこどものころからの憧れ? 今度本当にやってみようかな。

ほかのシリーズと同じく小物がかわいくて、小さな部分まで絵を見ると小さな物語が感じられるような 細部まで見てほしい絵本です。

文字はひらがなとカタカナ カタカナにふりがなはありません。
1ページに多い部分で50文字程度
 
シリーズ:《バムとケロ》 <バムとケロの記事をまとめて表示

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| 絵本(ものがたり) | 08:30 | comments(0) | - |
くすっとおかしい カエルの友情 「ふたりはいっしょ」
■母  [★★★★]
■息子 [★★★★]

オススメ: [低学年] [中学年]

ページ数【64】
合計ページ数【99】
■ふたりはいっしょ (ミセスこどもの本)
ふたりはいっしょ (ミセスこどもの本)アーノルド・ローベル 三木 卓 文化出版局 1972-01売り上げランキング : 3481おすすめ平均 starstar子供に読ませたいstar心温まる何度も読みたい本star訳文も良いですね。Amazonで詳しく見る by G-Tools



 渋い表紙絵も味があり、「ただものではない」というオーラが感じられるこの本ですが、「息子のための本」と思って購入して、息子が興味を示すまではまったく私も読まずじまいでした。

 物語は自然のなかでゆったりと暮らす友だち同士の がまくんとかえるくんの 日常のものがたり。 くすっとおかしい。ほのぼのあたたかい。そういうエピソードがつまった短編集です。

 ある日突然本棚から息子がみつけてきて「ママこの本、知っているから読んであげる」と読んでくれました。 息子に読んでもらうととても面白い。
息子は、一年生のときに二年生が学習発表会でこれを教材に使ったから知っていたようです。

 息子の苦手な類の本なのですが、今のところ とぼけたおかしさに引かれて読んでいるようです。 この本はめずらしく自分から読もうとする本でもあります。

 私も、息子も ’クッキー’がお気に入り。特に毎回「ダイエットだー」と言いながらもいまだに成功していない私にとって クッキーは 本当に「あるある。わかるなあ」と読めるお話です。

見る シリーズ:《かえるくんとがまくん》<クリックでがまくんとかえるくんのシリーズの記事をまとめて表示

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見る 作家:《アーノルド・ローベル》<アーノルド・ローベルの本をまとめて表示


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| 物語 | 14:57 | comments(0) | trackbacks(0) |
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